ご近所付き合いと認知症の方

近所の方にいただいたお庭の蝋梅

年末のご挨拶に歩いていたら、塀にしがみついてる80歳くらいの女性が
いました。

大丈夫ですか?

声をかけると「駅に行きたい」といいます。
手を引いて駅近くまで行く途中、話がちぐはぐに…

どうやら、家からでたものの、帰れなくなったらしいことに気づきました…
駅に行けば、家に帰れるかもしれないと思ったのですね。

住所、年齢も答えられない。

私の亡くなった祖母も認知症だったので、同じだな、と気づきました。
どうしようかな、と考え、買い物に出てきた近所の知り合いの方数人に、女性のことを知っているか聞いてみましたが、皆さん

「知りません」

とのこと。

議員をはじめて、本当に多くの知り合いができ、歩けばすぐに何人もの方に会って挨拶し、誰がどこに住んでいるか、大分わかるようになりました。
でも、自治会やお祭りなど、出歩かない方たちにはなかなか会えないし、知り合えません。

仕方なく、警察に来てもらって話をしているうちに、ある近所の娘さんが声をかけてくれて、その方は数日前に、自分の家に迷い込んできた方だと教えてくれ、なんとかひとまず解決に至りました。

認知症の方は、名前や自宅がわかる何かを身につけていないと、特に寒い冬場、命の危険があります。

最近は自治会への加入率も低く、隣近所にどんな人が住んでいるかわからない、という状況も多くききますが、普段から近所で知り合いを作り、関係性を築いておくことはお互いに困った状況にあったとき、お互いに助け合うことができます。

ご近所付き合いは、確かに面倒なこともあります。
しかし、人と人とのつながりは、やはり重要だ、と実感した出来事でした。

※ご家族やご近所の方で同じような状況の方がいましたら、お近くの地域包括支援センターまでご相談ください。「認知症老人徘徊感知機器」のレンタル等もありますし、その方の状況に応じたサービスがあります。

府中市議会議員