BLOG

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 議会報告
  4. 府中市議会報告「男女共同参画」

府中市議会報告「男女共同参画」

第3回定例会は、8月31日(月)からスタートしました。一般質問は、9月1日~2日の2日間かけて開催。
今回は「男女共同参画」について質問しました。


増山あすかの通告書ー男女共同参画の状況についてー

府中市議会府中市の住民構成は、8月1日現在、男性13万人、女性12万6千人と、およそ男女半数ずつで構成されています。男性・女性双方にとって、住みよい町となるためには、両方の意見を均等に取り入れることが必要です。そこで、本市の状況について伺います。

1. 男女共同参画社会づくりのための府中市の取組みについて
(1)内閣府男女共同参画局では、「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度になるよう期待する」という目標を掲げており、地方自治体においても同様の取り組みが期待されております。
また、女性活躍推進法案も、平成27年6月に衆院本会議で可決され、そして、つい先日、8月28日に参議院本会議で可決され、女性の登用目標の設定と行動計画の策定が義務付けられました。そこで、府中市における今後の取り組み方針を教えてください。

(2)平成27年6月に発行された「第4次男女共同参画推進計画の結果報告書」のうち、府中市職員に対するアンケート結果をみると、現代社会における「男女の地位平等感」は13%とかなり低い結果です。
この数字についてどのように分析し、今後どう改善していくのか教えてください。
また、アンケート結果は回答者である市職員を取り巻く環境も少なからず反映しているのではないでしょうか。
そこで、庁内における市職員の地位平等については、どのように考えているのか、市職員の男女数、管理職の男女数、昇任試験受験者の男女数も合わせて教えてください。

2. 政策・方針決定過程への女性の参画比率について
府中市の審議会・協議会は55ありますが、その構成員の女性比率が50%以上のものは8つしかありません。また、女性がまったくいない委員会もあります。男女が社会の対等な構成員であることから、あらゆる分野の方針決定に参画する機会を確保することが必要であり、また、人口比からみても2人に一人は女性がいます。
しかしながら、なぜ女性の比率がこれほど低いのか、委員の選出方法や委員会の開催時間、運営方法に問題点はないのか、市のお考えを教えてください。

3. 男性を対象とした子育て・介護支援について
仕事と家庭の両立支援、子育て・介護支援は、女性を応援する内容となりがちですが、妊娠・出産以外の分野においては、固定的な役割分担意識にとらわれず、互いに協力しあうことが必要です。市の政策として、男性を対象とした支援策はどのように展開されているか教えてください。また、府中市職員の育児・介護休暇取得数について、男女それぞれ教えてください。


答弁を終えてー

  • 府中市役所の職員については、管理職につく女性がかなり少ないことがわかりました。
    男女共同参画を推進している市職員は、その目指すべき社会をみずから進んで実現していくことが重要。
    府中市職員
  • 男性を対象とした支援については、主に女性センターで、「講座を開催」していることがわかりました。
    平成26年度
    ●子供と運動する体験事業・・・4回開催・・・29名参加
    ●料理講座・・・2回開催・・・23名参加
    ●イクメンセミナー・・・1回開催・・・60名参加子育てや介護については、女性への支援が特にクローズアップされがちですが、平等を掲げる以上、男性への支援も必要です。行政の役割は、市民の意識改革を図るとともに、市民が自ら継続し、発展させていけるようなイベント・きっかけ作りを提供することです。また、それに平行して、企業に対しては、職場環境を改善するための後押しとなるような積極的な施策を展開することが必要です。
    国や東京都の施策を待つだけでなく、府中市では、今よりも更に効果的かつ積極的な施策の展開をお願いしました。

 

  • 市長答弁
    平成27年度を初年度とする「第5次府中市男女共同参画計画」に基づき、
    ●政策・方針決定過程への女性の参画の拡大
    ●地域活動における男女共同参画の推進
    ●就業のための支援
    ●市職員等の男女共同参画の推進 など
    各種施策に取り組みながら、男女共同参画社会の実現に努める旨、答弁がありました。


目指す目標ー

男性も女性も、性別によってではなく、「ひとりの人間として」能力を発揮できる社会を築くことが、男女共同参画社会の目的です。


ご意見いただきましたーありがとうございます!

  • 激しく同意です!!今年は長男のクラスでPTA役員になりました。夫婦共働きで企業人としての社会的責任は同値なはずが、母親がPTA役員の会合のために会社を休むことは当たり前で、父親(私が無理のため代理参加してもらおうと思って)が参加する場合は”休ませるのは申し訳ないので、欠席で大丈夫です”とのこと。それはないだろ、と激しく思いました・・・。性別でなく、一人の人間として出来る人がやれば良いというスタンスが浸透しない限り、安部政権のいう「女性の社会的役割を高める」という理念は無理だとしみじみ思っています。またこれが浸透するには時間もかかるでしょう。その意味で日本はまだ発展途上です。
  • 私は男性ですが、私から見てもまだまだ男女平等、男女同権は発展途上だと思います。
    逆の立場を感じることも結構ありますよ。
    例えばうちには0歳の子供がいるのですが、子連れで出かけて、外でおむつ替えをしたいとき、女性用トイレにはベビーベッドがあるのに、男性用には一時的に座らせておくベビーチェアしかなく、仕方ないので妻におむつ替え頼んだり、だれでもトイレを探し回ったりっていう事が多々あります。
    男性はおむつ替えをしないとでも思っているのか?と突っ込みたくなりました。
    様々な面で、男性女性の区別なく同一に、同じ一人の人間として考えてもらえる世の中になるといいですよね。

★皆様、ご意見、お待ちしております★

関連記事