府中市議会報告「待機児童解消策」
府中市の待機児童、どうしたら解消できるか?
28年度第2回定例会は、6月3日(金)からスタートしました。
一般質問は、6月6日~7日の2日間かけて開催。
今回、増山あすかは、都内で一番待機児童が多くなってしまった府中市の「待機児童解消策」について
質疑・要望しました。
単純に、入所希望者が年々増えているからです
① 働く女性の増加
② 転入者の増加(府中はマンション建設等の開発がすすんでいる)
議会における質疑・要望
平成29年4月開園として、現在2施設保育所を新設する予定ですが、300名に近い待機児童数を考えると、保育所の新設だけでは解消できないと思われます。そのため、保育所新設以外に、3つの施策を要望しました。
① 幼稚園における預かり保育の充実
共働き世帯でも、「保育園」の他、「幼稚園」という選択肢を増やし、両親の考えと合致した教育方針のもとでお子さんを預かってもらえるよう、幼稚園における1・2歳児の預かりや保育園と同程度の長時間預かりを拡充する施策を展開してほしい。
② 保育ママの導入
保育士の資格を持つ方やご自身の子育てがひと段落した方等が、ご自身の自宅で地域のお子さんを預かる制度で、既に海外や区の方では実績がある。施設建設が不要であり、地域の方たちが互いに助け合える仕組みなので市が率先して取り組んでほしい。
③ 保育コンシェルジュによる細やかな相談体制
保護者の要望や必要性を聞いて、各家庭に応じた最適な提案ができる相談体制を整備してほしい。
全国統計をみても、右のグラフの通り、共働き世帯は年々増加している傾向にあります。それに加え、府中市の人口は、市政施行以来、増加の一途をたどっており、一度も減少したことがありません。このような状況を考えますと、今後も「子どもを預けて働きたい」家庭が増え、待機児問題の対策は必要不可欠であると考えます。
府中市からの回答
府中市では恒常的に待機児童が多い状況にあることから、施設整備などによる待機児童解消策のほかに、提案いただいた解消策を含め、新たな施策について積極的に検討し、質の高い教育及び保育の提供を図っていきたい、との回答を得ました。